電車と鳥の絵本で散々お世話になってきた鈴木まもるさんが、
戦争と平和をテーマにした本を書かれました。
現在中学生の息子が電車を卒業し、
戦争に興味を持ち、戦争の本をたくさん読むようになりました。
そしてまた鈴木まもるさんの本を読むことになるとはと感慨深いです。
第一次世界大戦中のことです。
鉄条網を挟んで、
ドイツ軍とイギリス軍が戦車や銃で撃ち合っていました。
クリスマスイブの夜、
ドイツ軍側から、クリスマスの歌が聞こえてきました。
イギリス軍も、一緒にクリスマスの歌を歌います。
そして、翌日のクリスマスの日。
両軍は一緒にサッカーをしたという実話をもとに描かれた絵本です。
相手も、愛する家族がある同じ人間であることがわかれば、
ほんとうは戦争なんてなくなるはずなのです。
たった一人の指導者のせいで戦争が始まるのですね。
国民は本当は戦争なんかしたくない。
巻き込まれているのだなと思わざるをえないお話です。
早くウクライナに平和が訪れますように。