ワイルドスミスは個性豊かな色の世界を見せてくれるので、どの絵本を見ても、1ページ1ページが楽しめます。
この絵本の主人公のくまは、絵に描いたような自分よがりの子で、
ちょっと前の道徳的な子ども向けの作品によく出てくる『ダメな子』でした。
何かの話で聞いたことがあるのですが、子ども向けの作品では『いい子』より『ダメな子』の方が子どもたちに共感を得られるそうです。
『ダメな子』が自分のダメなところに気づく過程が、道徳的教材としてもいいんでしょうね〜。
ただこのクマの顔の模様がちょっと見ハート形に見えて、顔だけ見てると、とても可愛いくまの子でした。
この話にはたくさんの動物たちが登場しますが、それぞれの動物たちも、ワイルドスミスならではの色彩・毛並みの描かれ方で、とても可愛かったです。
個人的にはヤギの模様が一番ヒットしました。