狂言といえば、難しいと思いがちですが、内容的には実に面白い題材が多いのです。
それだけに、その面白ささえつかんでおけば、少々言葉が古典でも、
理解できると思います。
確か、この「柿山伏」も原典が中学校の国語の教科書にあったはずです。
いかつい表情でお馴染みの山伏。
でもお腹がすいて、柿を失敬しているところを地主に見つかって・・・。
この、柿を食べているところがまた迫力があります。
そして、地主にからかわれているところの情けなさも、
お見事!
日頃の姿とのギャップが笑えますね。
この絵本では多少面白く脚色されていますので、
是非、原典にも手を伸ばしてみたいものです。