タイトルのとおり、徹底的にクジラの進化にスポットライトをあてた科学絵本です。
一億年前の魚竜、首長竜、恐竜の絶滅の後、一部の哺乳類が水辺(水中)で暮らす道を選び、進化していく様子が年代毎の代表的なクジラの紹介とともに描かれています。
要所要所に、推測の科学的な根拠も紹介されていて、とても面白く、興味深く読みました。
見開きにまたがって描かれるクジラはドラマチックで、それぞれのページに物語があって引き込まれます。
クジラの進化の物語をたどったあと、抜群のタイミングで系統樹が描かれているのも良かったです。
子どもにも、大人にも、「知りたい気持ち」を満たしてくれる一冊です。