どんどん巻が進むうちに、どんなおはなしになるのか楽しみですが、
今回はいきなりとんでもない状況になっています。
なぜ、子どもが旅に出ている間に、両親が家を引き払って消えてしまったのでしょう。
せめて、つきの行き先くらい残していくものでしょう。
一人ぼっちで、あわれなチム。
これでもかと災難に遭い続けます。
本当にどうなってしまうのかと、心配になってきます。
でも、がんばっていれば、いつかは報われるのですね。
健気で優しいチムは、お母さんに再会できました。
絵本にしては長いお話ですが、この長さでこんなに盛りだくさんなおはなしで、
しかも分かりやすく引き付けられて、最後まで気持ちをなえることなく読めます。
一人ぼっちのチムに、ねこがそばにいてくれてよかったと思いました。