ある日、親切心からカラスの子をさらったよさく。
子を失ったカラスは代わりによさくの赤子をさらっていってしまいます。
嘆き悲しみ、「人もカラスも自分の子を失うのはなによりむごいこと」と思い知ったよさく夫婦。
心から反省し泣き疲れた二人のもとに、最後は赤子が帰ってきます。
よかった・・・。
親が子を思う気持ちは一緒。
そんなメッセージを感じます。
でも・・・一番罪なのは「カラスの子をとってこいと命じたご主人」
とやらなのに・・親切から大変なことになったよさくが気の毒でもありました。
色や構図の使い方が大胆でドラマチック。
怒りの表現なのか赤い炎がばっっと吹き上がったり、
青い背景に虹色の光が差し込んだり。
だからなのか、ぎゅぎゅっとストーリーに引き込まれていきました。