「宇宙を見せに連れて行ってあげよう」パパはウルフを誘い、二人は宇宙を見に行くことに。「宇宙って、いったい何なの?」ウルフはパパに聞きます。「この世界全部さ」。でも、パパが連れて来てくれたのは、ウルフも知っている原っぱでした・・・。
子供の頃、よく星を見て(星が良く見える田舎に住んでいました)、「大きくなったら、きっと宇宙に旅行に行けるようになっているだろうなぁ」と勝手に(笑)思い込んでいたのを思い出しました。
ウルフの素敵なパパのように、星座のことや宇宙のことを教えてくれる大人がいたら、もっと興味を持っていたに違いない。でも、ウルフにはちょっと早かったかな?
8才の息子は、「星の中には、もう存在していないものもあるんだ。もう消えてしまったものも」、「でも、その光はみえるのさ。ここに届くまでに何百年もかかるんだよ」の部分が分かりにくかったようです。今光った、星の光は、何百年もかかって地球に届くということ、だから、今見ているのは何百年も前の星の光なんだと補足しながら読みました。
優しいタッチの絵で、心が和みました。子どもがもう少し大きくなってから(学校で勉強してからでもいいかな)、もう一度読みたい絵本です。