洗練された独特のタッチ、丁寧に描かれる動物、植物。
とても癒される「どいかやワールド」ですが、
今作品はなかなかの内容で、読み応えがありました。
森の奥のひっそりとした小さな池にすむかえるのピータン。
ある日、渡り鳥パーチクが休みに来て、旅の話を聞かせてくれるのです。
旅を勧めるパーチクですが、ピータンはこの小さな池の世界の素晴らしさを語ります。
一見違う世界ですが、お互いその世界を尊重し、認め合う姿に打たれますね。
一人でも寂しくない、その豊かさには驚かされます。
子ども達にもしっとりと読んであげたいです。