まさおの帽子をかじっていた空色のあおむし。
まさおは 家に連れ帰り 飼うことにしましたが…
この『あおむし』ただものではありませんでした。
何でも食べちゃう食いしん坊。
本当に 「何でも」 食べちゃいました。
まさおのお父さんも お母さんも
町も 山も 海も…もちろんそこに暮らす人達も。
地球上には 何にも無くなってしまったのです。
残ったのは 食べて食べて 食べまくった挙句
巨大化したあおむしくんと まさおだけ…
結局 まさおも あおむしくんに食べられてしまいましたが…
気がつくとそこは 元通りの まさおが住む町。
空は あおむしくんの色そのものでした。
この時 まさおは何を思ったのでしょう。
きっと ホッとしたに違いないですよね☆
あたり前だと感じて暮らしている日常の生活や
緑豊かな環境。
失われてみて 初めて
そのありがたさや すばらしさを 思い知るのかもしれません。
だからこそ 自分自身はもちろん家族も
そして 皆が暮らす町
…地球を大切にしなくてはならないのですね。
たくさん たくさん考えてやっとたどり着いた感想です。
我が家の子供達は ラストシーンに「あれっ!?」といった感じで
「まさおの夢だったのかな。」とか「あおむしは 地球?宇宙?」
なあんて言い合ってました。
感じるものは それぞれ違って良いのですが
もう少し 子供達の心にストレートに響くものであったら良かったな…
という想いから☆4つになりました。