平和博物館を創る会の編集による「世界・平和の絵本」シリーズ、とあります。
小学校の図書室の購入本で知りましたが、先生が絶賛されていました。
戦争のために敵地近くにやってきた将軍と兵士達。
大砲の準備を始めたところ、大砲にアヒルが巣を作っていて動かないのです。
何とも間の抜けた状況ですが、その解決策に、敵地の市長に大砲を貸してほしい、
と直談する将軍もなかなかです。
結局休戦となりますが、戦争の愚かさがよくわかる展開です。
でも、それ以上に、アヒルを見る優しいまなざしが残っていたからの話。
この人間らしさをいとおしく感じます。
だって、アヒルごと大砲を撃とう、という案もあったのですから。
戦争の愚かさはもちろんのこと、将軍や兵士の人間らしい振る舞いを感じ取ってほしいです。