ある困ったことが起きたとき、手紙が入ったびんが流れてきます。
それには「ひとりにひとつづつねがいをかなえてやろう」とありました。
最後の1人はなかなか願い事が決まらず、ついつぶやいてしまったら・・・
というお話です。
もともとは北欧の『3つのねがい』というお話だそうです。
ねがいを叶えてもらうというお話は結構多いですよね。
子供だけではなく大人になっても、(願いを叶えてもらえたら・・・)
という願望は消えませんね(笑)
だからついこういうお話には惹かれてしまいます。
ましてや、ビンの中に手紙が入っていて・・・という不思議なオマケ付きですもの、なおさら!
それをいもとさんの絵で更に盛り上げていきます。
とってもきれいな絵本なんです。
飾っておいてもいいくらいなんですよ!
私が一番好きなのは、月が出ている海のページ。
氷山も描かれているのですが
その寒々とした感じが伝わってきます。
でもそこはいもとさんの絵本。
あの温かな絵の感じもなくなってはいません。
その相反するところがなんともいえない。
いもとファンのかたには、ぜひ見て欲しい一冊ですね。
図書館から借りたのですが
2週間たって返却しようと思ったら
「え〜!! ○○ちゃん、この絵本好きだから、もう一回借りてきて〜」とリクエストが!!
今までもう一度リクエストなんてあったかしら??