学校には毎日行くものだし、とくに嫌なことがあるわけでもない。話をする友達もいる。けど、なんだか学校にいきたくない。そんな女の子が主人公です。
哲学というと、難しく感じたり、真面目に考えて答えを出さなくてはいけない印象があるかもしれませんが、この本はそこを取り払ってくれます。
考えてみることが大切。
そして、考えるためのステップを簡単な言葉でいざなってくれるのです。
学校にいきたくない長男と一緒に読んでみたら、少しだけ落ち着いて自分や周りのことを見つめるきっかけになったようでした。
今回のテーマは、「学校にいくこと」でしたが
考えるためのステップが丁寧に書かれているので、ほかの様々なテーマで同じように掘り下げていくことが出来そうだなと思い、本棚の児童書の並びにおさめました。
全編まんがのようなコマ割りで構成されていて、長文を読むのが苦手な子にも読みやすく、完結でやさしい言葉で書いているので、悩みや考えごとをするとき、大人と子どもの真ん中にいてくれる本だなと感じました。