親子で大好きなベスコフの絵本。おうじょさまの年齢も、やんちゃで好奇心旺盛な性格も、娘と重ねて読むのにぴったりのお話です。
いたずらっぽい瞳の愛らしいおうじょさまと、「とても つよくて ちょっぴり ふとった」王様・・・並んで歩く姿は、まるで娘とパパのよう! そして、ペレという茶色の犬にも、我が家の犬を重ねてしまいます。(ペレの10倍はある犬ですが!) うちの「おうじょさま」と犬も、散歩に行くたびに、こんなふうに、どちらかがどこかに走っていってしまったり、何か見つけて小さな「事件」を起こしたり・・・。
ドッシーン!と、クマに体当たりしていったペレも、そのペレをしっかりと抱きかかえたクマも、本当に微笑ましく、娘のお気に入りのシーンです。そして、クマの背中に堂々とまたがるおうじょさま。「ホップ、ホップ、クマちゃん!」・・・娘もやりそうだなぁ、と想像しながら読みました。
門の鍵をなくした王様が、おうじょさまを肩車して塀を越えるシーンにも大笑い。5時の夕食の鐘が聞こえたので、心配して迎えるお妃、あわてて走る王様とおうじょさまの後姿。これも我が家の日常そっくりで、思わず顔を見合わせて笑ってしまいました。