お話は”おやすみなさい おつきさま”、絵は”しろいうさぎとくろいうさぎ”の作者のもの。お二人ともすでに亡くなられていますが、この絵本の出版は今年のものです。”ちゃいろのうさぎとしろいうさぎ いっしょにすもうね”という絶版になっているものが新しくなったのでしょうか?
春になり茶色いこうさぎが自分の家を探し始めます。こまどり、かえる、グランドホッグはそれぞれとりの巣、沼地、木のうろに住んでいますが、こうさぎはどこにしようか探し続けます。すると真っ白なうさぎに出会い、石の下の穴の中に住んでいました。それから二匹はそこで一緒に暮らし始めました。
絵がふわふわ〜っとしていて、とてもあたたかいです。ガース・ウィリアムズさんの描くうさぎは本当に触りたくなります。お話もとてもほのぼの。こうさぎがどこに住もうか色々考えているのがかわいらしいです。最後のページは「ここが うさぎの おうちです」と二匹が寄り添って眠っています。おうちもステキなパートナーも見つかってよかったねと、あたたかな気持ちになってきます。