トルストイの話を柳川さんと小林さんの絵で構成されたえほんです。
もともと ロシアでは、土地を持たない共産主義の国です
働き者のパホームは、おくさんと働いていましたが、奥さんのお姉さんから 自分の土地持つことの喜びを聞かされ悪魔に取り憑かれるのです
自分の土地をてにいれよろこんでいたのに 他人が自分の土地に勝手に入ってくるのが気に入らずに、無理矢理追い出すのです。
彼の心は前よりもずっと狭くなっていました
人間の幸せとは何なのでしょうね??(今までの笑顔が無くなっています)
それからは どんどん欲が出てきて大きな土地に住みたい心が大きくなるのです
これは、パホームだけのことではなく、人間だれでもに当てはまる 欲です。
それはエスカレートしていくのを押さえることができなくなるのですね
そして結末、彼は広い土地を求めて欲が出てとうとう 死んでしまうのです
召使いの言葉が心に残ります「人は、最後にこれだけの土地があればいいんだな〜」
彼は召使いの手で、墓穴に葬られるのです
この絵本は 深く心に残ります、私も欲が深いので、彼のことは人ごとではないのです。
彼の生き方から 学ばされます。
小林 豊さんの絵はのびのびとしていて広々としたロシアの土地を大らかに描かれています。
最後の絵は夕日の中に眠る彼がいるんだな〜(悲しい気持ちになります)
聖書のことばをかみしめて・・・・・
トルストイの言いたかったことは、深いです。
皆さんにお勧めの絵本です