タイトルに惹かれて手にとり中身を見ると「しりとり」の本でした。
鬼の子が115号室のドアのチャイムを鳴らすところから始まるのですが、その部屋の中はまるで異次元空間みたい。
「たぬき きつね ねこ」としりとりが始まりページをめくるたびに違う空間に飛んでしまいます。
そして、鬼の子が116号室のチャイムを「りりーん」と鳴らして終わります。
最後のページにドアの隙間から暗闇が出てきているところが、次
へのつながりを期待させます。
ちょっと不気味な所もあるけど、それもまた楽しい所なのではないでしょうか。
谷川俊太郎さんの文章とタイガー立石さんの絵が絶妙で大人でも結構はまりますよ。