図書館好きの女の子カリーナの空想が楽しい絵本です。
カリーナは、自分が図書館員だったら、
「どうぶつだけが としょかんに はいれる
とくべつな ひを つくるのに……」
と、考え事をはじめます。すると、次のページのカリーナは、
図書館のカウンターに座っていて髪型もおだんごヘアーに!
おだんごヘアーは「ここから空想が始まっていますヨ」という、
目印になっているようです。
(なぜ、おだんごヘアーなのかも、ちゃんと理由があります)
作者ドン・フリーマン が絵本の向こう側から、
「きみたち、気づくかな?」と、ほほえんでいるような気がしました。
初版は1969年。でも、古さを全然感じさせない絵本です。