表紙のあさえが妹のあやちゃんに靴を履かせている絵。
うちの娘も、ほんと、同じような感じで弟に靴を履かせてやっています。
私が家事をしている時など、あさえのように、弟の遊び相手になってくれています。
私は、絵本のお母さんのように、子どもに留守番をさせておでかけしないと思うけど、もし、そのようなことがあったなら、こういうことってあり得そうに思います。
絵がいいですね。それぞれのページのあさえのいろいろな気持ちが手に取るようにわかります。
大通りでは、トラックの音が聞こえてきそう、公園では子どもたちの遊ぶ声が聞こえてきそうです。
あやちゃんが見つかり、抱きしめるあさえの笑顔、そして、裏表紙で母親と三人で手をつなぐあさえの笑顔、ほんと、いいお姉ちゃん。
うちの娘も、いつもいいお姉ちゃんをしてくれているので、感謝しなければと改めて思いました。
ところで、銀行はどこにあるのかな。大通り?お母さんは最後の所で公園に向かって歩いている姿がありますが、家の方向には背を向けていることになるので…
同じ林明子さんの絵の「はじめてのおつかい」の登場人物(そして犬も?)が出てくるお遊びは楽しくていいですね。
出版されたのは三年違いなんですね。もっと開きがあると思っていました。
はじめての、は、まさに私が子どもの頃、といった感じで、みいちゃんのママも当時のうちや近所にいたお母さんって感じで、みいちゃんの服装も、私もあんな格好していたなと懐かしかったですが、あさえのお母さんって最近のお母さんって感じ(時代性があるにはありますが)。あさえの服装や髪型も、みいちゃんとは随分違うなと。
三年違いの絵本でこんなに違うなんて、逆にマンネリにならず新鮮でいいなと感じました。いろんな家庭があるもんね。いろんなお母さんがいますから。