私は、マドレーヌのシリーズは3冊目でしたが、この本ではじめてぺピートくんに出会いました。
マドレーヌたちが住むお屋敷の隣のスペイン大使の子、ぺピートくん。
みんなをサーカスに招待したり、マドレーヌと一緒にサーカスの一団になったり、「マドレーヌの男の子版」といったかんじでかわいらしいですね。
表紙を開いて最初と最後の見開きページのアビニョンの風景がとてもきれいですが、それ以外にも
フォンテーヌブロー
シャルトル
モン・サン・ミッシェル
カルカッソンヌ
サン・ラザール駅
などなど、けっこうフランス好きで大学生やOL時代にフランスを旅した私にとっては懐かしさを呼ぶ素敵な挿絵です。
子供に読み聞かせながら、昔の旅行のことを思い出したりして楽しく読んでいます。
子供とは、読みながら「ここへ行ったことあるんだよ」「こんどは一緒に行こうね」などと会話しています。
子供は楽しいストーリー展開に喜び、私は懐かしいフランス各地の挿絵を楽しみ、親子一緒に楽しめる絵本です。
マドレーヌのシリーズの中では1番好きです。