水族館から、海へ出るまでがファンタジック!仕掛けが大パロラマ絵本。海の中に流れがあり上手く海への誘いが出来ています。ワンシーンを丸の中へ入れるのもにくい演出だと思いました。もう夏も終わってしまいましたが、ギラギラした夏でなくて、思い出の中に生きる夏の存在もよかったです。夏に海へ行けなかった人も絵本で夏を楽しめれます。主人公の貝殻を耳にあてる姿に海の中の不思議な体験を思い出している絵がよかったです。お供のねこちゃんは、おみやげのお魚を頭に載せている絵には、爆笑しました。表紙から裏表紙に続く絵もとてもよかったです。