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さんまいのおふだ」 ひだまりピッピさんの声

さんまいのおふだ 作:水沢 謙一
絵:梶山 俊夫
出版社:福音館書店
税込価格:\1,100
発行日:1985年02月
ISBN:9784834001211
評価スコア 4.52
評価ランキング 7,315
みんなの声 総数 59
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  • これ、読まなきゃ損!

    お寺のこぞうさんが、山に花を切りに行く
    「一枝切っちゃ、ぶっかつね(担ぎ上げ)
     二枝切っちゃ、ぶっかつね
     三枝めに とうとう日が暮れたって…」
    そして泊めてもらった家のおばあさんは
    やっぱり 鬼ばさだった
    何とか逃げ出そうとする小僧。
    便所へ行きたいという小僧に何と鬼ばさは
    「おれの手の中に しれ」なんて言うんですよ〜 

    便所の神様によって逃げ出すところが最初の山場。
    …男神と女神の人形が神棚に飾ってある便所。
    やっぱり鬼でも便所に神様を祀るのかなあ…
    それとも小僧が入ってきたから、やってきたのかなあ…

    鬼ばさが「こぞうこぞう ええか?」
    すると神様が
    「まだまあだ ぴーぴーのさかり」と返事してくれる!
    子供たちはここが大好き!

    そして、便所の神様にいただいた3枚のおふだをつかって
    なんとか寺まで帰ってきた小僧
    はやく中へ入れて欲しいのに、和尚さんが呑気なこと!
    「はやはや!」とせかすのに
    「ほおい 今ふんどしつけて」
    「はやはや」
    「ほおい いま帯しめて…」
    このかけあいも、何度保育中に
    せかしているこどもらに真似されてしまい苦笑いしたか分かりません。

    山の中で展開する昔話を描かせたら天下一品!
    梶山さんの絵は、怖いような怖くないような…。
    3才を越えたら、この話のドキドキを楽しめるかなあ。
    でも、やっぱりいつかはこれ読まなきゃ損です!

    投稿日:2006/10/30

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