サリーが、お母さんと冬に食べるジャムを作るために山へこけもも摘みへ行きます。二人は夢中でこけももを摘んでいるうちに離れていったのです。一方、山の反対側では、冬眠前にお腹をいっぱいにするために、熊の親子がやってきて同じようにこけももを夢中で食べていました。そして、いつのまにか、サリーは、熊のお母さんの後ろに、熊の子は、サリーのお母さんの後ろへ・・・。
読んでいるうちにドキドキ、無事に二人の子供達がお母さんのところへ戻れるか真剣になって心配してしまいました。
サリーが、バケツに身を入れる時の、ポリン、ポロン、ポルン!という音の響きがいいですね。本当に昔は、こんなことが実際にあったのかもしれません。今の私達には、とてものどかなお話です。