「しりとりあそび」をしていて、いつも困ったのが
「る」で始まる言葉がまわってきた時。
「ルビー」しか思いつきませんでした。
最近は「ルッコラ」という野菜の名前も言えますが。
クレヨン画でとてもリアルな食べ物を描く加藤休ミさんが絵を描いた
『おべんとうのあいうえお』という絵本は、
子供たちが大好きな「お弁当」にまつわる言葉を
あいうえお順に並べたものです。
例えば「あ」であれば「厚焼きたまご」とか
「い」であれば「いなりずし」といったふうに。
では、「る」はどうかというと、
「おべんとうのおかずをつめる」の最後の「る」。
これって、アリ???
両開きのページの左側に「ひらがな」の文字とその書き順、
それとその「ひらがな」を使った言葉があって、
右側のページには加藤休ミさんのおいしい絵が載っています。
絵だけ見るのも楽しいし、
その絵についたささやかなコメントもいい。
先ほどの「いなりずし」では、
「関東では四角、関西では三角など、地域によって形が異なる」とあって、
このコメントを読んでみるだけでも楽しい、
おいしい絵本です。