母親のために、長男、次男、三男と順番にやまなしを取りに出かけていきます。
その途中にばあ様に出会って、重要な忠告をしてくれていることに長男、次男のそれぞれは、耳を傾けません。
ゆくなっちゃ がさがさ
ゆくなっちゃ とんとん
ゆくなっちゃ がらがら
せっかくの忠告だったのに、沼のぬしに飲み込まれてしまいます。
そして、次に三男がやまなしとりに出掛け、同じばあ様にであいます。しっかりその忠告を聞き入れたおかげで、沼のぬしからにげることができました。
今、子どもたちを脅かす事件が多くなってきている中で、どの人が自分にとって大切な忠告なのかを見極めるのは難しいけれど、忠告されたことを素直に受け入れることも自分が助かることにつながることを感じてほしい。と思えた一冊でした。