小学校高学年の子どもたちにブックトークで紹介しようと思って図書館で探してきました。
わかりやすい画と端的にまとめられた解説で、取り上げられている幾つかの虫の巣作りの様子がよくわかりました。
表紙絵に登場しているハチは「マイマイツツハナバチ」というそうで、この本で紹介されている虫の中でも、特に変わった“カタツムリの殻”に巣作りをしていているんですよ〜。
他にもいろいろな「穴」に卵を産んで隠すハナバチは何匹か紹介されていますが、この「マイマイツツハナバチ」ほど丁寧に卵を殻の中にしまいこみ、その“カタツムリの殻”を他の生き物に見つからないように隠す様は、本当にもう、びっくりです。
こんな知恵をどこから思いついたのでしょうか?
この本は、作品の中の絵は鮮やかでとても見やすいのですが、巣作りについての解説の文字がちょっと小さいので、
読み聞かせですべてを読むより、ひとり読みかブック・トークとして紹介するのがいいんじゃないかと思いました。
虫を含め、自然に興味のあるお子さんたちには特にお薦めです。