「絵本」っていうと
子供向けのイラスト付の読み物、というイメージですが
この作品は、絵本でありながら
子どもには共感や笑いを、
親には問題提起を与えてくれた気がしました。
大人になって家庭を持ち、子供が生まれて親になったって、
パパだってママだって、親である前に人間なんだもの。
ほんとは甘えたいし、癒されたいし、褒められたい。
自分を丸ごと受けとめて認めて欲しいんだよねぇ。
この絵本の怒りんぼママを擁護するわけじゃないけど、
大人だって本当は子供達とゆったり穏やかに過ごしたい。
でも、子供よりも多少の経験を積んだ大人であるがゆえに
子供のスローペースがもどかしく思えてしまったり…。
だからといって、実際に誰かに甘えるわけにもいかない。
たまには自分で自分にご褒美をあげたりして
自分でそういう気持ちをコントロールしないといけないのかもね♪
そうすることによって、子どもにもう少し優しくなれるのなら…。