私の卒論のテーマで扱わせていただきました。
この絵本、何と異例の80ページ!!!
長っ!!!!!・・・とは思わせないのがこの絵本の魅力です。
テンポの良さと言葉の短さ、けれどそれを感じさせない表現力の豊かさ・・・。とても楽しい絵本だと思います。
最後のページはとても印象的です。
ライオンを繋いで、アンディが向かう先は・・・
図書館・・・。この話をどう捉えるかは読み手の自由ですよね。
私はこのシーンのライオンの寂しそうな背中、
大好きなライオンに振り向きもせずに図書館へ連れていくアンディ・・・
あぁ、アンディのライオンからの卒業が描かれているのだな・・・
子どもの成長って、そういうものだなぁ〜って感じて。
ある日突然見向きもしなくなっているようで、実は子どもなりの満足や成長がある・・・というような。
勿論お話としてもとても楽しくて、何回読んでも笑ってしまうような場面もあり、子どもにとてもお勧めな一冊ですが、私は大人にこそ読んでもらいたい一冊だな〜と感じました。