2歳10ヶ月の息子に読んでやりました。ころわんたちが幼稚園の運動会を見て、障害物競走を真似るお話です。まだ息子は幼稚園にも行っていないし、運動会も分かっていませんが、幼稚園の行事を紹介するにはとてもいいネタかな?と思いました。
ただ、とても残念なのが、ころわんたちが障害物競走をしているとビリのころわんがこけてしまいみんなが心配して寄ってきた後、みんなで仲良く一緒にゴールするシーン。かけっこで順位をつけたくないとみんなで手をつないでゴールする幼稚園の運動会が話題になったことがありますが、まさにそれ。こんな絵本でもこういうことが書かれているのかと思うと、とても残念でがっかり。
人には得手不得手があり、それが順位として現れてしまうことはやむを得ないことだと思います。逆にそれをバネに頑張るということもできると思うのに、それを横並びをよしとするのはいかがなものかと思います。これは競争社会とかそういう意味ではなく、ただ違いがある、差があるということを小さい頃から知るべきだと思うので、子どもにこういった横並びを薦めるような絵本はもう読んであげたくないと思いました。