私たちが幼い頃に見た、「まんが日本むかしばなし」みたいな絵
だな〜って感じたのが第一印象かな?
「むかし、たいそうこわがりなこぞうさんがいた」から始まる語りも、同じく、まんが日本むかしばなしの語り部を真似てみたくなります。
その口調が気に入った息子は、恐いはずの「おばけ」の話を
「楽しそう!」と、ちょっと拍子抜けしたことを発してました。
太鼓や太鼓のリズム、おばけ・こぞう・念仏・・・
おばけが登場してくる話なのに、子どもたちが好きな
ものががいっぱい入って、
「おばけの話は好きだけど、恐いのは苦手・・・」
って言うお子さんもたのしみながら読み進めることができるでしょう。
また、ラストのところは、妙にスッキリ感もあって、
こぞうと一緒に「ふぅ〜♪」とこぼしてしまって、
少々、陽気な雰囲気のあるおばけのおはなしを
たっぷり楽しむことができました。