3歳の息子は保育園に入園してから、今までの狭い世界では自分が一番だったのに、自分より強いお友達や大きなお兄ちゃんを知り少し自信喪失気味でした。3歳児としては大きいほうですが、やはり年中さん・年長さんに比べれば小さく、意地悪なお兄ちゃんには「ちび〜」とバカにされたりして泣きべそをかく日もありました。
そんな時にこの絵本と出会いました。読んでいる間、息子はずっと黙って見ていましたが、最後にじぷたが大活躍で大喜び。仕事から帰ってきたパパに「この消防自動車、バカにされるんだよ、でもほら、ほら、最後はすごいんだよ!」と一生懸命教えていました。
他の車たちを少し自慢に思ったじぷた、外見だけでバカにする回りの車たち、私たち大人の世界に共通する事もたくさんあります。でも、息子には他人を外見だけでバカにしたり、自分はダメだと諦めてしまったりする子にはなって欲しくなく、とても大切な事が詰まった絵本だと思いました。
そして私がとても嬉しかったのは、保育園にいる年長さんが上手に側転をしているのを見て、「しょうた(息子の名前)はできない!」と諦めていた息子が、この絵本を読んだ後、一生懸命練習をしてできるようになったこです。
私も頑張らなくちゃ!