4歳の娘と読みました。
保育園でも年に一回の発表会がある娘にとっては、
とってもとっつきやすく、なじみのある題材。
上手な子も、そうでない子も、
緊張しちゃう子も、そうでない子も、
クラスが一丸となって取り組む発表会は、
子供たちだけでなく、見ている私たちにもなんだかジーンとくるものがあります。
今回のカボちゃんは、そんな発表会までの
カボちゃんの道のりを描いた一冊。
カボちゃんどうやら音楽が得意でないらしい、ということを
このシリーズで初めて知りましたが、
それでも得意でないオトモダチと一緒に、
日々カボちゃんなりにがんばる姿には、
心を打たれるものがありました。
そうだよね、そうやって、できないことを一歩一歩、
頑張っていくというこの過程こそが、
一番大事なのです。
そして、それを支えていく仲間たち。
わーっと仲間がそろったところで終わるラストシーンは、
発表会がどうなったかというエンドで終わるよりも、
とっても意味があるものに思えました。
なにかと子供たちの結果に左右されそうになる私ですが、
結果に行き着くまでの子供たちの頑張るプロセスを、
大事にしてあげられる親でありたいと、心から思いました。
結果よりも、過程。
保育園や小学生を担任に持つ先生方にも、
是非詠んでいただきたい一冊です。