高校生なのに、身長140cm代で細くて病弱。
彼女が見えるのは、生きていないひと。
だけど、霊の思い残したことを叶えて霊の世界へ旅立たせるわけではありません。
彼女は霊に自分が「ずっと、そこにいるよ。」と伝えるだけ。
起伏も小さな、物静かな物語だけど、読み終わったときほんわりと
そのままのことや思いがあってもいいんだ、と胸が温かくなるそんな本です。
自分は13歳でいそがしく生活しているのですが、この物語は、あわてなくても、あなたのペースでいいんだよ。と、語りかけてくれるように感じました。
小さな子供にはどうかと思いますが、10歳ぐらいから、大人にもおすすめな物語です。