かってなくま・・・題名そのまんまのクマが出てきます。
クマは、一生懸命畑を耕し、みんなに内緒でお花を育てています。
乱暴な発言と、そっけない態度で、お友達も、もう、怒ってしまいました。
花が咲いて、朝早くから、お友達の家に花束を届けるのですが・・・
最後まで、自分勝手な思い込みから、行動するクマです。
たぶん読む人によって、感じ方は違うんじゃないかな・・
というお話です。
クマは、勝手なんだけど、悪気はなくって、いいことをしたって思っているので、憎めないキャラクターです。
本でも、クマを悪人風には書いていません。こういう風に、なんとなく、他人を許したり、受け入れたりしながら生きていかなくてはいけないんですよね。
誰かを、悪く書いてないところ、教訓めいていない所が、気に入りました。
最後に、クマは、ふくろうが自分にくれたお花をとっても喜んでいます。このクマ、実は寂しがりやさんなんでしょうね。