たからもののベッドを水に濡らすのが嫌で、他の子たちのように水遊びできないそらまめくん。
「じゃあ、ちょっとだけだよ」としぶしぶのピーナツくん。
「だめだよ」と言ってのせてくれないグリンピースのきょうだいやえだまめくん。
きっと、自分とお友達との違いをはっきり認識しだした3歳の娘の保育園でのお友達との関係は、ちょうどこんな、そらまめくんたちのようなかんじなのではないかと思います。
やさしくないところがあったり、物に固執しすぎて楽しめなかったり、こういうところが普通の子供たちと同じように描かれているからこそ、そらまめくんたちはまるでふつうの子供、園児たちのように活き活きとした魅力的なキャラクターなのだと思います。
おいしいお菓子は独り占め、楽しいおもちゃはなかなかお友達に貸せない、公園でブランコで遊ぶ時は、待っている時は「早くして」なんて言って遊んでいる子にプレッシャーをかけたり、その割には自分の順番ではできるだけ長く遊ぼうとしたり、病院の待合室で小さい子が遊んでもらおうと思いこちらにやってきてもやさしくしてあげれなかったり・・・
こんな娘ですが、この絵本を一緒に読みながら、同じようなそらまめくんとその仲間達から、本来はどうするべきかを学んで欲しいなと思います。