重度の知的障害児施設で、生活をしている、いくる君にとっては、やよいちゃんは、いい友だちです。
重度の障害があるために、一緒に小学校に通えなかったやよいちゃんは、10歳以上になって、やっと小学校に通うことができました。でも、その歩く姿を見て、子どもたちは、「こわい」とか「きたない」といって逃げるのです。
その様子をみているいくる君が、発した言葉が、一冊の絵本になっています。絵や文字は、施設の子どもによって描かれています。
何気ない、いくる君の言葉に、真の教育、本当の優しさを学ぶことができます。
これは、少し前のお話になりますが、今現在、障害者は、社会の中で、きちんとした教育を受けているのでしょうか。そんなこと、ふと考えるきっかけになった一冊です。