登場人物は、ぼく、ママ、パパ。みんなで町へお出かけします。町の中の人、建物、乗り物、いろんな色や形、動物…がそれぞれ見開きで図鑑のように紹介され、最後に町の風景が現れます。「あ、これはあそこにあったね!」…というように、最初に登場した人や建物や乗り物が、最後に町の中に生き生きと描かれています。
この手の探し物絵本は、絵本では初めてでした。(子供の雑誌等にはよく使われていますが…)。小学生になった息子にはちょっと幼いゲームかなと思っていましたが、結構楽しんでいましたよ。パパの顔色が緑なのですが、これって何か象徴するところがあるのでしょうか。作者は米国で絵を学ぶ台湾の若手イラストレーター。絵の具の塗られた表面をスクラッチするユニークな画風です。