ネコのパイパーはいわゆる反抗期。特にママのキスが大の苦手・・・ある日みんなの前でキスされて、ついママにひどい事を言ってしまう。けれどそのあと、お花屋さんに行って「この きいろい バラ、 すこし ください。」ささやかだけどおっきなママへのプレゼント。
今私は大学生で、少なくとも反抗期ではないし、むしろ子どもを愛する親ごさんの気持ちがちょっぴりだけど分かる気もする。だって世の中危ないしね。そして私と同じくらいの年の男の子は、信じられないくらいママ思い。私はパイパーのように男の子じゃないけど、こんな風に親を煙たがっていた時もあったということ、そしてそんな時期を経たからこそ今があるってこと、とても実感しました。
そしてパイパーのパパの言葉もステキです。厳しいようでちゃんと息子の事を理解している。
子どもさん、親ごさん、どんな人の視点から読んでもかわいいって抱きしめたくなる絵本ですよ。