クリスマスの朝に、縁側の下で見つけた箱。
中を見ると、サンタさんが寝ています。
お母さんやお父さんが「サンタさん、おねぼうしてないといいけどね」「氷の海に流されてないといいけどね」などというたびに、僕は箱の中を見に行っては、出発の準備をするサンタさんや、ちゃんと走っているサンタさんの姿を見てホッとします。
私も思わず、子どもたちに「サンタさん、ちゃんとうちがわかるかな?」なんて心配させるようなことを言っては、不安そうな子どもたちの顔を見て楽しんでしまいますが、どこの家庭も同じですね。
クリスマス絵本には珍しく、日本のクリスマスが描かれていて、自分が子どものころを思い出します。
他の絵本にはない、素敵な雰囲気があります。
2歳の子どもでも、お話はわかったようで、最後まで夢中で聞いていました。クリスマス前に、気分を盛り上げるのにピッタリの一冊だと思います。