夜寝る前の穏やかな一時、息子が母親に、たくさんの質問をします。
「どうして、昼はおしまいになってしまうの?」
「風は、やんだらどこへいくの?」
「山は、てっぺんまでいったら、どこへいくの?」
彼の、好奇心は果てしがありません。どれも、私にとっては、そんなこと突然聞かれても、適当な返事しかできないわ、というものばかり・・・。きっと、こんなにたて続けに聞かれたら、面倒臭くなってしまって、「いいから早く寝なさい。」と、言ってしまうでしょう。
でも、この絵本の中の母は、賢く、穏やかで、実に優しいのです。きっと、こんな母に育てられた子供は、同じように穏やかで、賢い人間になるのでしょうね。
この賢い母の、答えが、どれも素晴らしく、思わず「うーん。」と、唸ってしまいました。
我が家の息子も、質問好きなので、いつでも答えられるように、この絵本は、手元に置いておきたくなりました。