せんをたどって の一筆書き絵本も3冊目ですね。
今度は世界を回っていきます。
ケニア⇒グリーンランド⇒サハラ砂漠⇒アマゾンの密林⇒スリランカ
⇒メキシコ⇒南極⇒ロシアのタイガ⇒オーストラリア⇒ニューヨーク⇒宇宙
ケニアからオーストラリアまでは様々な動物の姿がお出迎え。
そしてアメリカ最大の都市・ニューヨークでは様々な人の姿が。
最後に地球を取り巻く宇宙の空間をたどっていく“線”
それぞれの地域で一筆書きは様々な動物たちを描いていきます。
アフリカゾウとインドゾウとの違いやいろんな動物の特性などを
さりげなく織り込みながらページは進んでいくので とても楽しいです。
動物たちを数える子どもさんにも力が入るかもしれないですネ
ただラスト3ページで一転
なぜこんなルートを敢えてたどったのかには 深い意味があったのです。
それはこれらの地域は地球の中でも 特に悲鳴をあげているところだということです。
地球温暖化で北極や南極付近は氷が溶けてしまい、砂漠は年々拡大しています。
人間のエゴでたくさんの動物や植物を虐げ
棲む場所を奪っていることに気づかなければいけない。
そして 今人間に出来ることはなんなのか。
強いメッセージを感じる絵本です。
最後のページにこれらの地域を示した世界地図が載せてあります。
それを指し示しながら子どもと色々話してみたいと思います。