読んだ後の息子の感想です。「さとうわきこなのにおもしろくない」と。息子はばばばあちゃんシリーズが好きなので、おもしろ系だと思って期待しながら読んでいたようなのです。
確かに、息子が好きなのは佐々木マキなどのおもしろ系絵本。こういったほのぼの系は苦手のようです。
お月様をかじってみたいというねずみは、どこまでもどこまでも追いかけます。お月様ですから、三日月になってしまう時もあって。ねずみは、お月様をかじるという途方もない夢よりも、現実のしっかりした幸せをつかんだようで、心が温かくなる感じがしました。
息子と私の読後感が全く異なった作品でした。