アカデミー賞に輝いたアニメ作品の絵本版だそうですね。
アニメの方はまだ観ていないのですが、初めて娘が自分でタイトルを読めた絵本だったので、図書館で借りてきました。
淡い鉛筆と水彩の絵がとても穏やかで素敵です。
ちょっとセピアがかっていて、まさに、おじいさんの日々の暮らしと思い出そのままを表しているような絵でした。
文章も淡々として優しいのです。
余計な描写がないところが余計にほんの少しの切なさと美しさを醸し出していました。
まだちゃんとした時間や思い出という概念がない3歳の娘には難しそうでした。
でも彼女なりに、楽しんでいたようです。
いなくなってしまった猫の行方をとても心配しておりました(笑)。
私もきっと、いつかおばあさんになって、こんな風に今の幸せな一瞬一瞬を思い出す日が来るのでしょう。夫には先立たないで欲しいなぁ〜なんて思ってしまいました。
大人向けの絵本です。