フランツまいごになる」 はなびやさんの声

フランツまいごになる 作:クリスティーネ・ネストリンガー
絵:ゆーち みえこ
訳:平野 卿子
出版社:偕成社 偕成社の特集ページがあります!
税込価格:\0
発行日:1989年
評価スコア 4.33
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  • 無邪気さが伝わってくるお話

    「金ぱつフランツ」シリーズの第1弾。

    シリーズ3作目の「1年ぼうずも、らくじゃない」から先に読んだのですが、息子はそれが気に入ったらしく、
    フランツシリーズを全部読んでみようと借りてきました。

    3つのお話が収録されていますが、「フランツのびっくりプレゼント」がおもしろかったです。

    6歳で幼稚園児のフランツ。

    お母さんが、古い写真を見て、豪華に飾った帽子を見てうっとりしていたことから、古い麦わら帽子やリボンなどを使って、豪華な帽子を作ります。

    裏表紙に困惑したお母さんの顔が描かれています。

    でも、フランツのお母さんの偉いところは、その帽子を被って外出したことです。私ならできないだろうなと思います。

    フランツの母の日に最良のプレゼントを思いがお母さんには通じていたのでしょうね。

    子ども心を大事にするということは思っていても、行動の面でどこまでできるかを考えさせられました。

    息子は、いつも女の子に間違えられていやな思いをしているフランツが、男の子であることを証明するために、ズボンをおろしてしまう「フランツは金ぱつでまき毛」がおもしろかったみたいです。

    「フランツ、まいごになる」では、ドイツやオーストリアの商店では、昼休みをとって、午後4時から開くところがあるという注意書きがあり、お国柄の違いを感じてしまいました。

    どれも、子どもらしいまじめさ、無邪気さが伝わってくるお話で、息子もフランツと同じ6歳ということで、共感がした点が多かったようです。

    投稿日:2008/05/27

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