男の子は夜を迎えるスイッチが嫌いでした。
しかし、本当は夜も好きでした。
この絵本はそんなお話です。
灯りを消すスイッチは、両親が闇を呼び寄せるためのスイッチ。
だから男の子は自分では消したくないのです。
そしてスイッチでできる闇も嫌いだから、自分でつけられる灯り、お父さんお母さんが消さない灯りは好きでした。
そんな男の子に「夜のスイッチ」は灯りを消すためのものではなく、夜を迎えるためのものだと教えてくれた女の子のダーク。
男の子はスイッチが嫌いではなくなるのですが、子どもの心理の深いところをついている絵本だと思います。
夜に遊ぶ子どもたちが出てきます。
ひきこもり君の心のスイッチとしても読みとることができました。