戦後家族と生き別れ、ロシアに残った日本人男性は、ヤコブと名乗り、
ロシア人女性のクラウディアと結婚します。
クラウディアもまた、戦争の混乱の中を、一人寂しく生きてきた人だったのです。
二人は互いに支えあい、質素で慎ましやかな生活を送りますが、
ヤコブの郷愁の思いを察したクラウディアは・・・。
50年の歳月があります。
その間、待っていた家族の姿もあります。
それだけに、クラウディア純真な愛の力強さを感じます。
戦争の残酷さを痛感します。
実話に基づいた作品なので、戦争という現実の中で、
誠実に生きた人々の姿をしっかりと感じ取ってほしいです。