11ぴきのねこシリ−ズで有名な、馬場のぼるさんの初期の作品を、書き下ろした絵本です。
馬のアオさんは、夢で見たぶどう畑へ、ネコと一緒に行ってみます。とても食べきれないので、明日もみんなに内緒で行こうとしますが、人のいいアオさんのせいで、みんなにすぐばれてしまいます。みんなで、ぞろぞろ行ってみると、オオカミがとおせんぼをしていて・・・。
11ぴきシリ−ズに比べると、何てことはないシンプルなお話なのですが、要所要所に、アオさんの人柄がにじみ出ていて、今は亡き作者と重なって、何だかじんわり、あったかい気持ちになるのです。
馬場さんファンには、必見の絵本ですよ!