「ねむのき」は、眠れない赤ちゃんにこもりうたを歌ってくれる木。
ねむねむおじさんが、空飛ぶベビーカーで連れて行ってくれます。
ひとしきり遊び、赤ちゃんが眠ると、ねむねむおじさんがおうちまで送ります。
そして朝になると、ねむのきとねむねむおじさんは仲良くベッドで眠ります。
タイトルの「ねんねんねむのき」で分かるとおり、やわらかな作風と画風の、おやすみ前にピッタリの絵本です。
お話が5話収録されているので、1冊じゃ物足りずに「もっともっと」とおねだりするお子さんには、丁度よいかもしれません。
我が家の息子も、この絵本だと「一冊だけ」というお約束をちゃんと守ります。
同じシリーズの「ねむねむおじさん」もそうですが、アニメでなく原作者直筆の絵なので、馴染みがないかもしれません。
でも「おふとんのなかでよんでもらうアンパンマンのえほんをつくってみようとおもった」という原作者の言葉どおり、本当にこもりうたのような、あたたかみのある絵本です。
一味違ったアンパンマンストーリー。とてもオススメです。