「わたしのワンピ−ス」で有名なにしまきかやこさんの、絵本としては最初の作品です。妹のお気に入りが「ワンピ−ス」なら、私のお気に入りはこの「ボタンのくに」でした。
ぴょんは、あこちゃんのうさぎのぬいぐるみです。ある日、ぴょんの目=赤いボタンがひとつとれてしまいます。ここから、赤いボタンのボタンの国での冒険が始まります。
ほんわかした色使いの、優しいタッチの絵が満載のこの絵本、お話もワクワクします。針山のスキ−場、糸くずのジャングルなど、身近にありながらあまり絵本の世界では使われない裁縫道具に、目をつけた点がおもしろいです。
あくまでも、主役は赤いボタンで、脇役のぴょんのかいた手紙がまたいい味出していて・・・とにかく、魅力たっぷりです!