松岡享子さんの文章を勉強したくて、図書館から借りてきました。
この絵本のイラストは作者のマーシャ・ブラウンなんでしょうか?色彩が鮮やかで、人物の線もはっきり描かれていて、とても見やすかったです。
子どもの頃、人から聞いたか、絵本で見たかでアラビアンナイトの物語は知っていましたが、この絵本はとても面白かったです。
うちの子は、「面白くはなかったけど楽しかった」というコメントでした。(これは、どう取ればいいんでしょう?わが子ながら、微妙な言い回しに悩みます〜)
でも、宿題をしていた子どもの横で、聞くだけでもいいから聞いていてと言って読み始めたのですが、最初は知らんぷりして聞いていたのに、気がつくと目は絵本の方を見ていて、最後の方はそばに来てしっかり見ていました。
アラブの物語は「愛や恋」をテーマにしたものが多いので、あまり低年齢ではその恋心をイメージしにくいのかもしれませんが、このお話の場合は、世の中に二つとない不思議な魔法グッツが登場するので、後半の冒険的なところは(好きな子であれば)幼稚園くらいからでも聞けるんじゃないかな?と、感じました。
読んでいて、大人の私の方もワクワクしました。これは再話のマーシャ・フラウンさんが良いのか、訳者の松岡さんの文がいいのか…。
ともかく、物語らしいお話を素晴らしいイラストとともに堪能できて楽しかったです。
最後に「でも、それは、べつの物語」とあるので、続編!ぜひ出てほしいです!!