ヘンリエッタにとって初めてやってくる冬。
産まれてすぐお母さんが死んでしまったので
一人ぼっちの冬支度です。
秋、仲間達が木の葉が落ちる前に木の実を集めるように
教えてくれました。
集めたけれど翌日の雨で流されてしまい
そしてまた食料を集めると
次は虫に全部食べられてしまいます。
ヘンリエッタに訪れる不幸の連続。
でもヘンリエッタには仲間がいます。
みんなが食べ物を持ち寄ってくれるのです。
そしてヘンリエッタは春を迎えることが出来ました。
娘達にとって「お母さんが死んだ」
という最初のページでかなりの衝撃を受けます。
でも生きることや仲間がいることを教わり、
そして冬(苦悩)の後には春が来ることを
知ったのではないかと思います。
悩める大人が読んでも
何か胸のつかえがとれるような絵本だと思います。